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お気に入りの本

  • 畑村 洋太郎: 失敗学のすすめ

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経済・政治・国際

びっくりしました

昨日ニュースを観ていると、日本振興銀行破綻のニュースが飛び込んできました。恥ずかしながらこの銀行が、小泉竹中路線の象徴として6年前に中小企業への融資を積極的の行う銀行として設立されたことと知りませんでしたが、なによりも前々回のブログで紹介した 投資戦略の発想法2010の著者である木村剛氏が、この破綻の経営責任に関して被告となっていることを知りびっくりしました。

この本は一般の人が投資について基礎的な知識や、経済と政治に関する関係などわかりやすく書かれた名著です。たんなる「投資で儲かる」系のものではなく、逆に今の仕事に打ち込むことが優先である、時間をかけ余裕のある投資をする、うまい話にはのらないなどと基本的な投資の考え方や注意点が事細かに書いてあります。

この書物の中でも破綻した銀行や企業について事細かに分析し、政治や経営者の責任、日本の司法についての批判などが書かれていますが、まさか自分の銀行が破綻してしまうなんて、この書物を書いた時点では考えもしなかったんでしょうか?

やはり、理論と現実では異なり、それを修正しようとしてかなり無理な経営を強いられたようで、そのことが問われているようです。それについてまた専門家がコメントしていましたが、後からの批評批判は誰でも出来ます。刑事事件で木村氏は追及されるでしょうが、中小企業の立て直しを積極的に行おうとしたことはもっと評価してほしいものです。

最近、マンションの勧誘の電話が少なくなったのは?

以前、ここ数年前まで自宅や職場にひっきりなしにかかっていたマンション購入の電話が最近、ぱたっとなくなりました。

「税金対策に!」との言葉で都会にある新築マンションを購入させようと不動産業者が同窓会名簿等をつかって医師に購入させようとなりふり構わずかけていたようです。

私は不動産投資や税金対策など、まったくと言っていいほど無関心、無知識であったため無視していましたが、最近、電話がかからなくなったのに気付きました。

投資戦略の発想法〈2010〉

著者:木村 剛

投資戦略の発想法〈2010〉

医師とて経済や投資に関して知識が必要であろうと読みましたが、あまりにも常識的なことも知らなかったのには情けなくなるほどでした。おそらく一般社会人は常識として知っているのでしょうが、我々医師はほとんどそうした話題にはいたらず、知識なしで資産運用をしているのではないでしょうか。

同窓会が最近よくあり、同級生と話す機会が多かったのですが、そこでよく出ていた話がマンションや一戸建ての購入の話です。みな、かなりのローンを組んで購入していますが、体を壊したり職を失ったりすることを考えないのでしょうか?

この本の中では「節税効果をもとめて不動産取引を行うのは本末転倒」と断言しています。流動性もなく、税制改正に伴い節税に関してほとんど効果がなくなってしまったようです。逆に多額の借金を抱える原因となります。

ようやくこの年になり、いろんなことを学び、知識を得ることの必要性を感じました。幸い、不動産に伴う借金をしていませんでしたので今後の生活も含め、いろいろ勉強していきたいと思います。

明日は選挙

いよいよ、衆議院選挙があす行われます。

関心が高いせいか、今回は入院患者さんの事前の投票をされた方が多いようでした。

また、今日回診していると「明日の選挙に行きたいので、外出させてください」といわれる方が数名いらっしゃいました。

はてさて、やはり民主党の圧勝で幕を閉じるのでしょうか?

民主党は大風呂敷を広げていますが、政権をとったあと、この大風呂敷が短命政権の引き金にならないよう、頑張ってほしいものです。

各政党とも子育て支援が今回の政策の目玉になっていますが、小泉政権の高齢者に優しくない医療費負担をすこしでも軽減してほしいものです。

大阪はどうでしょう

7月大阪である日本消化器外科学会総会に発表演題を出していたのですが、今日メールで「採用」の通知が来ました。

大阪といえば今、インフルエンザが猛威をふるっている中心地区ですが、まだ、2か月先の話なので延期になる心配はいらないと思いますが、ちょっと気になります。

その時はすでに感染者が全国に広がり、さほど新型インフルエンザに関心も薄れているかもしれません。厚生労働省も普通の季節流行型のインフルエンザと同じ扱いで対処するようにとの発表をしています。

果たしてこれでいいのでしょうか?

まず一つは、この新型に対し、誰もまだ免疫ができていないという点です。弱毒型であるにしても、弱っている人にかかればやはり重症となり、場合によっては死亡する可能性もあります。大半の人は軽症で治癒するのでしょうが、これが「軽症」だからという理由で一般のインフルエンザと同じ扱いにすると、とたん蔓延し、死亡率は少ないにしても、これに対する「ワクチン」や「抗体」もないため対策の取りようがありません。

もう一つは、今回は弱毒型でよかったもののこれが毒性が強いウイルスであった場合、その予行としての対策が甘かったことを反省すべきということです。

将来、違う強力なウイルスが日本を襲ってくる場合、今回がいい経験になったと思います。今回の事例がフィードバックされ、対策の十分な検討が行われる必要があります

またまた麻生首相

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2008年11月27日】

 麻生太郎首相が20日の経済財政諮問会議で、「たらたら飲んで、食べて、何もしない人(患者)の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」と発言していたことが26日に公開された議事要旨で分かった。

 首相は全国知事会議で「医師は社会的常識がかなり欠落している人が多い」と発言し、陳謝したばかり。病気になるのは本人の不摂生のためとも受け止められる発言で、波紋が広がりそうだ。

ブログのねたには事欠かないかのように、つぎつぎと発言してくれる麻生総理です。

これについては医療関係者のサイト(m3)でも「同感」という意見と、「とんでもない発言」とする意見で分かれています。

これについてあれこれいうつもりはありませんが、やはり別に不摂生もしないのに難病となってしまい、治療されている方々には暴言とも聞こえるのではないかと思います。

予防医学の重要性は今後、「メタボ」に代表されるように注目されてくると思います。ただし、これが直接的に医療費削減になるかは、以前ブログで紹介しましたが(メタボ対策http://kenichi0118.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_7045.html)、はなはだ疑問です。生活習慣病といわれる病気は減るかもしれませんが、高齢者の癌は増えるだろうと考えられるからです。

逆に、予防医学を啓蒙していると考えれば、あながち麻生総理の発言は「失言」でないとは思いますが、やはり首相という立場での万人に対する発言としては、表現方法について問題ではないかと思います。

麻生総理の発言

「医師は社会常識がかなり欠落している人が多い」との自身の発言について陳謝し、撤回した。唐沢氏が「耐え難い環境で医療現場を懸命に守る医師の真摯(しんし)な努力を踏みにじるもので、奈落の底に突き落とされた思いだ」と抗議。首相は「言葉の使い方が不適切だった。発言を撤回し、謝罪する」と述べた。

病院経営をされて医師と付き合いが多くある首相の発言で、医師の「社会常識欠落」については常日頃から感じておられ、つい、ぽろっと出たのであろうと推測します。

たしかに、医師の世界は一般社会とすこしかけ離れた世界があり、その中で生きていると「感覚が一般の人と違うのでは」と感じたりすることは事実で、また、世間の波にさらされないため、一般サラリーマンの方々がおこなうような事務的なことについては疎いと思います。

さらに、大学を卒業したてで何もできないころから、年齢が父親くらいの製薬会社の営業の方や、年のいった患者さんから「先生、先生」といわれ、えらくなったような錯覚になってしまいがちです。その中でいかに自分をしっかりもって地道な努力を積み重ねるかどうか。さらに、外科系であれば先輩に教えてもらいながら一人前になれるため、軍隊みたいに「上のものが絶対」みたいなところがあり、上下関係が厳しい世界でもあります。そういう世界は今の一般社会からは外れていると思います。

そういう意味では、医師の社会は社会常識から欠落する要因がある世界であることは確かです。

しかしながら一国の首相が公的な場で発言することではなく、特に今の時期にこうしたことを話すということは、内閣、さらには自民党をみずから壊したいと思って言っているとしか思えないです。