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  • 畑村 洋太郎: 失敗学のすすめ

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学問・資格

生みの苦しみ

ようやく論文(症例報告)を書きあげ、雑誌に投稿しました。ここ、2年ほど論文を書いていなかったので、なかなか筆が進みませんでしたが、ようやく気持ちが乗って最後は怒涛のごとく書き上げることができました。

さてacceptされるかどうか。

論文作成のため、医中誌(医学中央雑誌)の検索ページを見るとiPS細胞の山中教授のおびただしい数の総説、様々な学会での発表が一覧で見ることができました。これに加え海外雑誌もたくさん書いておられるでしょうから、かなり精力的に仕事をされていたんだろうと改めて思いました(当たり前か)。

山中先生は英語論文なんて書くのも朝飯前なんでしょうから、私みたく日本語の論文をひいひい言って書いているのはとても恥ずかしく思えます。しかし臨床をしながら文章を書くのはなかなか大変であります。

ブログの文章ですらなかなか筆が進まなくなってしまい、これではいかんと思って、かけそうな症例の論文を今のうちに書いてみようと思っています。

日本人としての誇りをよびさましてくれた~山中教授ノーベル賞受賞

朗報が飛び込み、感激しました。

京都大学山中教授のノーベル賞医学生理学賞受賞です。

iPS細胞を世界で初めて作成した偉業はまさにノーベル賞受賞にふさわしい偉業で、決して早すぎることはありません。

もともと整形外科医で、臨床が向かないとして、研究の道に邁進したとの事ですが、こういった人はわたしの同級生にもいますが、そう珍しくはありません。

私も大学院時代基礎の研究室で過ごした経験がありますが、臨床に比べ、基礎の研究室はかなり地味です。研究費も思うようにもらえませんし、大学教授であっても給与もさほどもらえていなかったと思います。

そんな生活で自分のやりたいことが見つけられ、熱中でき、さらに世界に先駆ける結果を残せるのは才能、努力だけでなく、運もあるのだと思います。

山中先生の会見で印象的だったのは、偉大な結果を生み出せたのはよき仲間に恵まれたことを上げており、こういった周りの人に感謝する気持ちが、成功者に必要なことであると感じざるを得ません。こうした人間性がこれだけの偉業を果たせた気質ではなかったかと思います。

さらに、「日の丸のご支援がなければ、こんな賞は受賞できなかった」や、「大きな支援を受けて研究を発展させることができたのは、まさに日本という国が受賞した賞だと感じている」というコメントは、最近の日韓、日中との領土問題の悪化で、日本という国の尊厳が見失われていることに対するいらだちや、「一番じゃなきゃだめですか?二番じゃだめですか」といった民主党の某議員に対する反論であるように感じました。

「私はまだだれも救っていない」とおっしゃっていましたが、これからチームジャパンとしてこの研究の発展を成し遂げ、大勢の患者さんの命を救えば、この礎を気付いた山中教授の功績はノーベル賞以上の価値のあることであると思います。

縫合の勉強をすればするほど奥が深い

研修医による縫合コンテストが来週に迫りました。私もその責任者ですので、段取りを決めつつ、コンテスト前の講義を任されましたので、その準備に追われています。

勉強しながらスライドを作っていますが、「へー、なるほど」と思うことがたくさんあります。

「今までなんでこんなふうにしていたんだろう」って...。

確かに我々はおなかの中がちゃんとなっていれば、表面からみえる傷にはあまり気を使わないことが多かったように思います。術後外来で自分の傷を見て、患者さんが傷に対して不満げであっても、あまり医師に文句をいうことはなかったと思いますが、これは医師に対する患者さんの遠慮だったような気がしてなりません。

服を着てれば見えないとはいっても、温泉に入ったりするときはやはり気を使うでしょうし、普段から目に付くところですから、どうしても生々しい傷であったりするとその病気であったことが絶えず思い出されるのではないかと想像します。或る意味その患者さんのQOLを下げている要因となっている可能性もあると思います。

外科医もそういう意識はあるのですが、腸管吻合やがんの再発等にばかり目を向けすぎ、そちらにはあまり関心が向かないのは事実です。

ちょっとした知識や工夫でそれらのことが解消されるのであれば、そういった技術を身に着けておくのに損はないと思います。

巨人の肩の上に立つ

先日の臨床外科学会のランチョンセミナーでのこと

新しい創処置についての口演があり、その中で述べられたものに

巨人の肩の上に立つ」(Standing on the shoulders of giants)というのがありました。

世紀フランスの学者シャルトルのベルナールBernard of Chartres)の言葉とされているもので現代の学問は多くの研究の蓄積の上に成り立つという意味でだそうです。

 

詳しく話すと自分をはるかに越えた経験をもつ先人と話しているうちに、知らない間にこちらのレベルが引き上げられ、自分が今まで考えたこともなかった発想が次々と生まれてくることがあります。まさしく、「巨人の肩の上に立つ」といういうのはこのことです。 新しい知見というのは先人の経験や知識の上に成り立ち、その上に立って行われるべきことだということのようです。

確かに最近はなんでもEBM(evidence based medicine)でどうだこうだといって、今までの『お作法』をスパッと否定する傾向にあり、若い医師がそれを振りかざし、年配の先生に立ち向かっていく様をよく見ます。

いままで先人から受け継がれたものでたしかにエビデンスがないものは切り捨てて行ったり改良したりする必要はあるとは思いますが、それは巨人の方の上に立って物を見ているという意識を持たないといけないということです。

一般の方にはわかりにくいとは思いますが、これを聴いて『なるほど、そうだ』と感心いたしました。

明日から名古屋です

明日から日本癌治療学会総会出席のため、名古屋に出発です。

今回も発表があるため、今必死に準備しています。

先週のJDDWは会場にいた時間が短く、発表がメインでほかの発表がほとんど聴けてませんでしたので、今回はたくさんの発表を聞いてしっかり学びたいと思います。

もちろんおいしいものも食べてきたいと思います。

福岡に来ています。

さすが、JDDWです。人であふれかえっています。

いろいろ手続きをしていたら、発表を聴くひまがなくなってしまいます。

ランチョンセミナーのチケットもあっという間になくなってしまいました。

今回は発表だけで精いっぱいのようです。残念ですが、明日朝早く福岡をたたなければなりません。

せめて夜はおいしいものでも食べたいと思います。

明日からJDDW(福岡)へ出発です

明日朝よりJDDWに出席すべく福岡に旅立ちます。

8月には腹部救急医学会総会でいったばかりですが、今回は強行軍で1日も会場におれません(留守番の医師がいなくなるため)。

できるだけ多くの知識を仕入れたいのですが、自分の発表もあり、ゆっくり聴けるような時間はなさそうです。

また、来週は日本癌治療学会総会発表のため、名古屋に行きます。

学会シーズンなので、ゆっくり出来そうもありません。

説得力のある話をする

夏季休暇を細切れで取ったため月、火と休みを取り、本日より気持ちも新たに職場に出勤しましたが、けだるい感じでした。

日常に一気に引き戻され、憂鬱な気持ちのまま1日が過ぎていきました。早くもとの状態に戻らなければなりません。

夕方より月1回の医局会があり、外科を代表して話す機会がありました。消化管出血の救急患者についての内容(当院は消化器内科医がいないため、外科医が呼ばれます)でしたが、他科の医者を納得させるために、話をする必要がありました。

もちろん自分たちの立場を説明し、理解したうえで協力を仰がなければならなかったのですが、あまりうまく喋れたわけではなく、結局医局長が補足説明をしてくれてようやく理解してもらった次第でした。

人前で話す、といったことは前にも話題にしましたが、なかなか難しいです。患者さんに話すのとは違い、自己主張を小出ししながら、言いたいことをわかってもらう難しさがあります。

文章を書くことも苦手ですが、人前で話すのも苦手で、学会発表など話すことが決まっていればいいのですが、そうでないケースでしゃべらないといけない時、自己嫌悪に陥ります。

思えば、学生の時生徒会の役員とかやったことなかったよなあと思いながら、そんなスキルこの年になってようやくないことに気づくなんてなんか間の抜けた感じです。

TNT(Total Nutritional Threrapy)を受講しました

栄養の講習が丸二日間あり、かなりくたびれました。

ただとても勉強になり、収穫の多い講習でした。

大学医学部では「栄養学」はありませんでしたので(たぶん今もないのでは?)、目からうろこの内容でした。

栄養は大事ですよね。栄養不良になる前に手を打つことが大切です。

何よりも合併症が少なくなり患者さんにとっても病院側にとっても入院期間が短くなり、いいことずくめです。何よりも医師が足を引っ張っており、そのためのTNTです。

私も知らないことが多すぎて恥ずかしい限りです。これを機会に一生懸命勉強しようと思います。

長崎では、魚料理に舌鼓を打ちました。とくに刺身、鯨ベーコンがおいしかったです。

研修医の先生に講義

今日副院長から電話がかかってきて、当院の研修医の先生に来週講義をしてくれとの依頼がありました。テーマは「救急」、苦手な分野(笑)ですが、あわてて準備をはじめました。

一時間も何をしゃべろう、分野があまりにも広すぎ、話が絞れそうにありません。

一般の人になら何とか言葉を砕いて話せますが、研修医相手だと、一応医師ですから、「そんな簡単なこと知っているよ」とか言われそうです。かといって専門的すぎると、「外科に行くつもりもないのにそんな講義をされても....」ともいわれそうです。

最近、人前で話をすることが多くなりました。退屈させない話し方、内容の検討など、今まで聞き側にまわっていたため、「いままで講義される先生方はこんな苦労をされていたんだ」といまさらながら感心しています。

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