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2013年2月

人生の転機

前回のブログで異動のことはお話ししました。

院内で11年在籍した私の異動の話が徐々に浸透しているようですが、思ったほど院内での反響はないようです。

外来に来られる患者さんにも異動のことを伝え、引き継ぎをすべくお話をするのですが、思ったほどの反応はないように感じます。病院内のスタッフにも「異動するんですね。何年いたんですか?」などとあっけらかんと聞かれる感じです。

11年という月日は私の中では意外と短いようで、長い気がしましたが、周りのスタッフや患者さんにはあまり感慨深げの感じはしなかったようです。

医者の中には「自分がいないと......。」と考えがちですが、意外とその人がいなくても病院として回るものであるということは今までよく体験しました。その人がいなくてもかわりの人がすぐ出てきて、病院としてすぐに通常通り回っていくものです。「自分がいなくなったらどうなるんだろう」というのは杞憂であり、うぬぼれでもあるわけです。医師というのは、その病院にいればこその価値であり、結局、一人でいればあまり価値が見いだせない存在であるものです。

そういった意味で開業し、個人で地域医療に貢献することに生きがいを感じる医師もいて当然だと思います。自分の軸が変わろうとも、自分のスタンスや理念をしっかり持つ、そんなスタンスが医師としていいのではないかと考えます。

医師人生も後半にさしかかり、そんなことも思ってしまうのはやはり年齢的なせいでしょうか?

異動になります

この度、異動になることが決まりました。

都会の症例数の多いhigh volume centerだったので、後ろ髪を引かれる思いだったのですが、異動することに決めました。

自分のスキルアップのため更なる飛躍をしたいと考えています。

異動のいろいろな手続きがあるため、今後あまりブログに投稿するのが難しくなるかもしれません。

また、状況が変わりますので、このブログを継続するかどうか、考えています。

また何らかの形でブログ投稿は行いたいとは思いますが、まだ決めてません。

年齢を重ねるということ

先日、内視鏡検査に来たおじいさんが、若い看護師さんから内視鏡を行う前に「ズボンを緩めてください」というと、ベルトを外し、ズボンを脱ぎ始めたので、看護師さんは慌てて、「ベルトを緩めるだけでいいですよー」と、ズボンを脱いでいるお年寄りを制止しました。

思わず噴き出し、持っていた内視鏡を落としそうになりましたが、病院にいるといろんなお年寄りとかかわり合いがあります。それぞれ若い時はバリバリ働いて、日本の高度成長に貢献し、家庭を支え、子供を育てていたんだろうなと思いますが、今の姿は、聞き分けのない子供といった状態であったり、看護師さんのお尻を触ったりして、困らせたりする方もいらっしゃいます。もちろん年齢の割にしっかりされている方もいらっしゃいますが、病気を抱えての方の場合、日常生活に何らかの手助けが必要な方が多いです。

そんなお年寄りを前にして、我々若い者はやはり敬意を持って接する必要があると思います。よく若い医師や看護師でで「おじいちゃん、おばあちゃん」といって、敬語を使わず接する人を見かけますが、お年寄りにとってはあまりいい気はしないような気がします。心の中で「この若造が!」と思っているかもしれません。

年を重ねていくと行動や記憶がおぼつかないことはしょうがないことですが、若い人に比べて人生における「経験」というものが圧倒的にあります。いろいろな人生の苦難を乗り越えてきただけの知恵や行動力があったはずです。そんな風に考えると対等な言葉をそんな人々に使おうとはしないはずです。

その人生の先輩の方々に敬意を払い、丁寧に接する、自分たちも間違いなく年齢を重ね、いろいろな機能が衰えていくわけですから、そうした時に少なくともいい足跡を残し、若い人たちの指南者になれれば、今の時期を精いっぱい生き、人のためになることをたくさんする、そうして人生の終焉を迎えたときには若い人から敬意をもって接せられたいと思います。

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