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  • 畑村 洋太郎: 失敗学のすすめ

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2012年10月

一枚の手紙

先日、9月に亡くなられた友人の奥さんから手紙が届きました。

四十九日が滞りなく済んだという内容の手紙でした。大黒柱を失った後の家族のことを思えば、「何かしてあげられることがあれば...」と思いますが、実際してあげられることは見当たりません。

仕事上でも、亡くなられた患者さんの家族にかけてあげる言葉に非常に困ることがあります。

死亡宣告をした後、「ご愁傷様です」というのも、何か気が引けるものです。実際、命の幕引きをした者がすぐさま「ご愁傷様」というのも、いわれる家族の立場を考えると何か違和感を感じます。

治せなかった、命を永らえることができなかった医師からの言葉として何が適当か、「力が及びませんでした」というのも何か言い訳がましい気もしますし、「何かできることがあれば何でも」と大風呂敷を広げるのも、うそっぽい感じもします。

そう考えるとあまり言葉をかけることもできず、黙って亡くなった方を見送ることしかできないでいます。

医師は患者さんが亡くなってしまうと、病院の業務としては終わりと考えてしまいがちですが、その家族にとっては、亡くなられて後の気持ちの整理やいろいろな作業が大変というのがあると思います。自分の友人の家族のことを考えると、今までの亡くなられた家族の心情や状況を改めて考え直し、その接し方にもう少し配慮が必要だったのではないかと一枚の手紙を読んで反省しています。

生みの苦しみ

ようやく論文(症例報告)を書きあげ、雑誌に投稿しました。ここ、2年ほど論文を書いていなかったので、なかなか筆が進みませんでしたが、ようやく気持ちが乗って最後は怒涛のごとく書き上げることができました。

さてacceptされるかどうか。

論文作成のため、医中誌(医学中央雑誌)の検索ページを見るとiPS細胞の山中教授のおびただしい数の総説、様々な学会での発表が一覧で見ることができました。これに加え海外雑誌もたくさん書いておられるでしょうから、かなり精力的に仕事をされていたんだろうと改めて思いました(当たり前か)。

山中先生は英語論文なんて書くのも朝飯前なんでしょうから、私みたく日本語の論文をひいひい言って書いているのはとても恥ずかしく思えます。しかし臨床をしながら文章を書くのはなかなか大変であります。

ブログの文章ですらなかなか筆が進まなくなってしまい、これではいかんと思って、かけそうな症例の論文を今のうちに書いてみようと思っています。

iPad mini買いか?

アップルの逆襲が始まった感じです。

先日のiPhone5に続いてiPad miniの発売発表がありました。

アマゾンやGoogle, サムソンなどいろいろなサイズのタブレット端末を次々と販売しているのに対抗してのことだと思いますが、もう少し価格が下げられればもっと良かったかもしれません。

確かに現行のiPadは自宅で使うのにはいいのですが、持ち運ぶにはちょっと大きい印象です。

一回り小さくなって、今はどちらかといえば持ち運んで使っている人が多そうなので、iPad miniのほうが現行のiPadより売れるかもしれません。

まだ、携帯もドコモギャラクシーをつかっており、iPhone5への乗り換えにためらっている状態ですので、タブレット端末はまだまだ先といった感じですが、アップル特有のアプリケーションに慣れてからのほうがいいので、まずはiPhone5購入でしょう。

いままでのGoogleでのアプリケーションに慣れているところもあるので、これらを破棄してしまうのも惜しい気がします。

歴史を題材にした小説にはまっています

海賊とよばれた男 上
海賊とよばれた男 上

先日のJDDWの移動中に上巻、下巻ともあっという間に読んでしまいました。

「永遠のゼロ」を読み、すっかりファンとなった百田尚樹氏の小説で、戦前、戦中、戦後を生きた国岡鐡造のお話です。イランへの日章丸の渡航はハラハラしましたが、後は流れるようにストーリーが過ぎて行ってしまったので、ちょっと残念です。

出光石油創業者出光佐三がモデルとなっていると知って、こんな日本人がいたことを誇りに思います。

現代社会にはこういった人物はいないのでしょうか?

戦争前後を書かせると、百田尚樹氏は非常に魅力的なストリーを書きます。永遠のゼロの宮部がちらっと出ていたのはうれしかったです。トップマネージメント、経営論のお手本になる小説です。

悲しい報道

「iPS細胞を世界で初めて人体に手術」

6例行ったとのことですが、5例はうそで1例のみ、と話が二転三転しています。

おそらく行った1例というのも、かなり疑わしいものです。

ハーバード大や東京医科歯科大、マサチューセッツ総合病院も全面否定。

こうした人体への臨床応用は、山中教授がおっしゃっているように通常は動物実験をへて倫理委員会を通してされることで、直接人に試すことはあり得ません。

山中教授のノーベル賞受賞に水を差す報道で、非常に残念です。

山中教授に便乗して、名声を手に入れようとした浅はかな森口氏(医師ではなく看護師?)はもっともですが、これを真に受けてよく調べもせずに報道してしまった読売新聞も責任があります。論文の確認や、在籍履歴を調べればすぐにわかりますし、第一、医療行為に関して倫理的にすぐ誤りだと気付かなければなりません。

すぐさまお詫びのコメントを発表したとのことですが、今までの報道の在り方が問われる失策です。事実誤認は「報道の自由」である程度許容はされるかもしれませんが、一般の人が抱く報道への不信はそう簡単にぬぐえません。

神戸に来ています

JDDW出席のため神戸に来ています。今回は発表なしで土曜日の1日のみの出席です。

JDDWは消化器病、消化器内視鏡、消化器外科、肝臓、消化器がん検診、消化吸収などの学会が合同で開催する国内最大級の学会で4日間の会期があります。

学会出席は日常診療の刺激になります。今回発表なしで気楽な立場ですが、限られた時間内でできるだけの情報を吸収したいと思います。

iPhone 5、いまだ購入検討中

ドコモ・ギャラクシーに別れを告げ、iPhone 5に乗り換えを決意したものの、いまだ決心がつきません。販売後に、いきなりマップが誤動作の報道や、カメラの不具合?など次々と問題が出てきたからです。

おいおい、ジョブズがいなくなってから、アップル大丈夫かよ、と思ってしまいますが、どこ吹く風でiPhone 5は順調に売り上げを伸ばしており、au, SoftBankの躍進ぶりが目に付きます。

もう少し待つか、でも早くほしい。パソコンなどの電子機器類はほしいと思った時が買い時とのことですが、ドコモからのauもしくはSoftBankへの乗り換えやGoogle携帯からiOS6への変換はかなり腰が重いです。

日本人としての誇りをよびさましてくれた~山中教授ノーベル賞受賞

朗報が飛び込み、感激しました。

京都大学山中教授のノーベル賞医学生理学賞受賞です。

iPS細胞を世界で初めて作成した偉業はまさにノーベル賞受賞にふさわしい偉業で、決して早すぎることはありません。

もともと整形外科医で、臨床が向かないとして、研究の道に邁進したとの事ですが、こういった人はわたしの同級生にもいますが、そう珍しくはありません。

私も大学院時代基礎の研究室で過ごした経験がありますが、臨床に比べ、基礎の研究室はかなり地味です。研究費も思うようにもらえませんし、大学教授であっても給与もさほどもらえていなかったと思います。

そんな生活で自分のやりたいことが見つけられ、熱中でき、さらに世界に先駆ける結果を残せるのは才能、努力だけでなく、運もあるのだと思います。

山中先生の会見で印象的だったのは、偉大な結果を生み出せたのはよき仲間に恵まれたことを上げており、こういった周りの人に感謝する気持ちが、成功者に必要なことであると感じざるを得ません。こうした人間性がこれだけの偉業を果たせた気質ではなかったかと思います。

さらに、「日の丸のご支援がなければ、こんな賞は受賞できなかった」や、「大きな支援を受けて研究を発展させることができたのは、まさに日本という国が受賞した賞だと感じている」というコメントは、最近の日韓、日中との領土問題の悪化で、日本という国の尊厳が見失われていることに対するいらだちや、「一番じゃなきゃだめですか?二番じゃだめですか」といった民主党の某議員に対する反論であるように感じました。

「私はまだだれも救っていない」とおっしゃっていましたが、これからチームジャパンとしてこの研究の発展を成し遂げ、大勢の患者さんの命を救えば、この礎を気付いた山中教授の功績はノーベル賞以上の価値のあることであると思います。

ワーキングスペースが少ない!

先日、「本までっか!TV」を観ていたら、脳科学者の澤口先生が、よくやることを忘れてしますという疑問に対し、「それはワーキングスペースが少ないからだ」と解説しておられました。

ワーキングスペースという言葉初めて聞きました。澤口先生が初めて言った言葉とのことですが、脳科学の分野では一般的につかわれているとのことです。

私もワーキングスペースが少ない方だと思います。

そのため、手帳が必需品です。自分の記憶力に自信がありません。ポストイットも頻用しています。いちばん困るのは、電子カルテで作業しているときによこで看護師さんから、「先生これを急いで処方してください」なんか言われると、やっている作業を止めて、元に戻れなくなります。

患者さんの名前もとっさに出てこないことがよくあります。

手帳はやはり手書きです。いまはiPodを使ってスケジュールを管理している先生もちらほらいますが、やっぱり、手書きが一番いいようです。

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